ツール・ド・フランス 2025 第11ステージ
昨年は第1週でこつこつと山岳ポイントを貯め、体重を増やして成功した選手として人気者になったアブラハムセン。ステージ初勝利。本人ワールドルアー初勝利、Uno-Xはチームとしてツール初勝利。初物づくしの1日は、まさに彼の逃げから始まり、複雑かつ濃厚なステージとなった。ステージレースは、どのレースのどの日であれ、ドラマチックでない日はないのだが。
コースの特性から、逃げたいチームあり、スプリント狙いのチームありで、アクティブな展開になるとの予想はあったが、想像を超えて「訳のわからない展開」になった。解説者陣も、誰がどこにいるのか追うだけで一杯の模様。(サッシャさんお疲れです!)後ろが慌ただしく動いたので、先頭はなかなか映像に映らず、分差の表示もグループが多すぎる!
本命は、逃げを追うワウト・マチュー・ドゥリーらのグループかと思われたが、30秒前後の秒差がなかなか詰まらない。(マチューは無線が壊れていて、前方の逃げをおぼろげにしか知らなかったらしい)途中、逃げ集団から抜け出したマウロ・シュミットとアブラハムセンのスプリント勝負になった。シュミットも惜しかった。坂でアタックしてワウトたちを振り切ったマチューは7秒届かず3位。連日全力。後方のスプリントは、ドゥリーがワウトを振り切った。ドゥリーは登りもまあまあいけるのか。
プロトンでは、ポガチャルが落車した。よりによってポガチャル!大きな怪我はないようだったが、Shimanoのスタッフが外れたチェーンをさくっと直して再出発。プロトンはタディを待った。
一体今日はどんな1日だったのか、一言ではまったく説明がつかないステージ。
明日から、本格的な山岳ステージになる。じぐざぐだよ。ポガチャルの落車の影響が最小限であって欲しい。
コメントを送信