ツール・ド・フランス 2025 第10ステージ
今年は休息日が1日ずれていて、気付けばステージも半分まできている。フランスは革命記念日。フランス人のステージ奪取をかけて、レニマルが逃げに乗り、5箇所のカテゴリー山岳ポイントを稼いだ。ここで頑張りすぎて、Finishまでは持たなかったが、山岳ジャージを着てポディウムに乗ったので、これはこれで良しということか。
プロトンと5分以上の差がついた段階で、ステージ勝利は逃げ集団側になることがほぼ確定。最後まで残ったのは、すでに1勝をあげて3分55秒差の総合11位につけていたヒーリー、サイモン・イエーツを含む6名。ヒーリーはこの時点でバーチャルリーダー、マイヨジョーヌを目指してひたすら一人引き。後ろにチームメイトのいるサイモンは前に出ることはほぼなく、目立たず、涼しげな顔でペダリングを続けていた。解説していたマリノさんが「サイモン不気味ですね」と言っていたのが的中した。
残り3.5km地点で、サイモンがアタック、アレンスマンがぎりぎりまで追ったが、最終盤にもう一度引き離してそのままゴール。ヒーリーにマイヨジョーヌのチャンスがあったことは、サイモンにとっては、非常に有利に働いた。レースというのは複雑な要素が絡み合って、結果に繋がる。アレンスマンもかなりいい感じだった。当初の予定にはなかった区間優勝ではないかと思う。
その頃プロトンでは、総合4位を含むヴィスマのアシスト勢が牽引。UAEのアシストを引き剥がしてポガチャルを単独にする作戦に出ていた。残り1.5kmのポガチャルのアタックについていったのは、ヴィンゲゴーのみ。ポガチャルとヴィンゲゴーは、前から遅れていたレニマルと合流。レニマルが二人を引くような形でゴール。
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