ジロ・デ・イタリア 2024 第20ステージ
結果だけ見ると、ポガチャルが一人で勝ち続けているということになるのだが、中身はどのステージも濃い人間模様がある。今日も相当濃い一日だった。
第16ステージでは、ゴール手間700mでペリツァーリを追い抜いたポガチャルが、今度は彼を引き連れて走るシーンは感動的だった。(残り30km以上をそのまま付き続けることはできず、ポガチャル単独になったけど。)それでも、後続にグループにそのまま残って6位でフィニッシュしたペリツァーリ。ついでに、山岳賞の2着がついてきたので、最終日はポガチャルの次点で、マリア・アッズーラを着用して走れるのだろう。もうだめかと思ったベン・オコーナーグループを、引き倒して、前を行くマルティネスグループに合流させたパレパントルの働きっぷりにも感心した。彼がいなかったら、アントニオ・ティベーリに総合で逆転されていた可能性もあった。こういった各人の働きは、レーズの途中経過を見ていないと分からないので、ついつい長い時間レースを見てしまう。
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