Paris-Roubaix 2026(パリ〜ルーベ)

手が震えてしまったし、誰もいない部屋でやったー!と叫んでしまった。こうなる可能性はあるかもしれないと思ってはいても、彼の度重ねる不運のために、まだ今日ではないかもしれないと思ってしまう。でも、彼が勝った時にはいつも、勝てなかったそれまでのレースが、全て今日の興奮のためにあったのだと思わせてしまう。今思えば、アランベールに彼が先頭で入った時に、全ては決まっていたのかもしれない。

The Hell of the North — 北の地獄、という名前に違わないレース。有力選手が揃ってトラブルに見舞われた長い1日になった。ポガチャル、ワウト、ピーダスン、マチュー、ガンナ。誰もが1度または数度不運に見舞われたが、マチューのトラブルが最も決定的だった。このレースに勝つには、実力以外に神も味方につけなければならない。だからこれまでは神様はずっとマチューの側にいたってことになる。マチューがもし追いついていたらと考えると恐ろしいけど。今日は全てがワウトに追い風になった気もするが、彼自身も1度バイクチェンジしている。ポギにとっては、マチューのトラブルはまたとないチャンスにもなり得たが、彼自身にも2度(3度?)のバイクチェンジがあった。最後までワウトを突き放すことができなかった。勿論スプリントにはしたくなかっただろう。どうしてもこのレースで勝てないポガチャル。(そんなレースがひとつくらいあってもいい気もする)ポガチャルのことも大好きなんだけど。まあ、今日はいいよね。

ラポルトが、追っ手のマチューグループにいたのもワウトには良かった。ステュイデンの3位にはちょっと驚き。ピーダスンかマチューかと思ってたので。ところで、Xで誰かが書いていたけど、ポギ・ワウト・マチューは3人で一緒に表彰台に乗ったことがないのだそうだ。マチューがパンクした時に、冷静に車輪を交換したデルグロッソ。勝った選手以外にも様々なドラマがある。カメラは先頭と事件の現場しか捉えてないけど。ゴール後、マチューがお祝いに来た。ポガチャルは勝っても負けても絵になる。よく見るとワウトのヘルメットはアスリートの指紋のついた特別仕様のやつだね。

色々なところで喜ぶひとたち。こういうのが一杯転がっていて、どれも面白楽しい。ポギとワウトが先頭を走っている長い時間中、何事も起こりませんようにとみな祈っていたに違いない。

いつものVISMAの画像

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