2025 宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース

兎に角、面白いレースだった!の一言に尽きる。序盤・中盤・ラスト、全ても区間に動きと見所が満載。UCIポイントがつくレースはガチの戦い。序盤の話題にはなんといっても逃げに乗ったミラン。海外の一流スプリンターは、この程度の坂は登れてしまうのだ。中盤はシーアン擁するイスラエルの攻撃。終盤の主役はレニマル。彼の3度に渡る登坂アタックで、徐々に人数が削られ、最後は鮮やかな独走勝利。お見事!そして、いつもながらマリノさんの解説もお見事で、ロードレースとは何か、ということが素人にも理解できてくる。

本日印象深かったお話2つほど。
(中盤で追走に追いついた橋川選手に対することば)「(ここに)いるのも凄いですし、ここにいないとこの彼らの強さ、本物の強さっていうのは感じられないので、これからのキャリのためにこれはもう今凄く大事な時間だと思います。やっぱり映像で見てるのとか、人の話聞くのじゃ違います。本当にそこで体感しないと分からないですね。本当にガチな闘いの中にいるんで。」「もうオールアウト寸前だと思うんですけど、それもオールアウト寸前まで自分でそこでペースコントロールしちゃいけないんですよ、こういう時は全開でいって全開でやられるしかないんですよ。それじゃないと学べないことがあるんで、彼は今本当の勝負の中に入ってるんで。」「かけがいのない・・・」「いや本当そうです」

(残り3周の登りでのレニマルのアタックに対して)「そうです。やっぱりロードレース、他のチームの選手たちも上手く使えないと。自分のチームのアシストだけが仲間じゃないんですよね。利害を一致させて、わざと利害が一致している人たちを引き連れるような展開も、自分で作ってく。っていうことができるかどうかで、もう何度も勝てるかどうか変わってくるんで。周りの使い方が上手いんでしょうね、彼は。」「いや凄い、一発で最終局面作り出しましたね(栗村さん)」

レニマルについては、ツールの時かな、彼に対するマリノさんのコメントがあった気がするのだけど、思い出せたら見返してみよう。

海外のハイライト(フランス語)があった。日本でのレースがこんな風に話題になっているとなんか嬉しい。

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